140

Title List

Jenre

All / RKRN / Kuroko(XKise/other) / APH(rtmt/other) / T&B / SW / Other

黒紫 / 2012.08.18 (Sat)

彼とは考え方が違う。頭ではそう分かっていても、黙っていられるほど大人ではなかった。こんな考え方をする人もいると分かってほしくて何度もぶつかり合って、きっと自分の方ばかり傷ついている。意見の否定と人格の否定は違うのだと、まだ割りきれていない。彼と分かり合える日を、夢にばかり見る。


赤黒 / 2012.08.18 (Sat)

全ての者の頂点に立つ彼を孤独と称したら、きっと誰からも笑われるのだろう。しかし負けることを知らない彼は、黒子にとって誰よりも孤独だった。きっと、最強と言われる青峰よりも。寄り添いたいのに、余りにもかけ離れた場所に彼はいる。凡人でしかない自分のラインに彼がいないことが酷く、歯痒い。


紫黄 / 2012.08.18 (Sat)

レモンタルトかチーズケーキ。紫原が呟いた単語に、黄瀬は首を傾げた。ポケットをがさごそ漁って、今はこれしかないと苺飴を出した。先ほど昼食を食べたがら別にお腹が減っている訳ではなかったが、大人しくもらっておいた。黄瀬の髪色が先のケーキを彷彿とさせて噛みつきたいことは、まだ黙っておく。


青紫 / 2012.08.18 (Sat)

当初は、俺とは全く正反対の理由でバスケをしている奴だと思っていた。しかし今やバスケが好きだったはずの俺が練習をさぼって、バスケを嫌いなあいつが練習に出ているのだからお笑いものだ。彼は時々何か言いたそうな表情を作っては言葉を見つけ出せず黙り込む。それが酷く気にくわなくて、気になる。


緑緑♀ / 2012.08.18 (Sat)

同じ顔だが中味はこれっぽっちも似ていないと思う。少なくとも自分は、二人きりになった途端に相手を押し倒すようなはしたない真似はしない。これも全ては今日のラッキーアイテムである金色の鈴のストラップが消えてしまったからに違いない。押し退けようとしたら、ちりんと音が二つ目の前で鳴った。