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Jenre

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笑わないで愛しい人(仏西) / 2009.08.14.(Fri)

海のように寛大で余裕のある心、そう例えば恋人が他の男の話をしても笑って聞いてあげられるくらいの心が欲しい。しかし生憎俺にも嫉妬という感情はきちんと備わっていて、相槌と共にひきつる頬を上手く抑えられない。自分よりもずっと年下の奴に嫉妬なんて格好悪いが、ここは愛故ということでひとつ。


ロマ西 / 2009.08.12.(Wed)

なんであんなことしたん?そう尋ねる瞳には怒りや非難の色は微塵も浮かんでいなかった。ただ純粋に心配されている事が分かってしまうから、気まずさに目が合わせられない。口や手癖が悪いのは全て、ちっぽけな自尊心を守るため弱虫の自分を覆い隠すためだというのに。嗚呼どうか気付かれませんように。


好きだから好きだから好き(仏←西) / 2009.07.29.(Wed)

多分、大切にされることと愛されることは似ているようで本質は全く違う、のだと思う。彼の愛する彼女らと同じ場所にすら立てない自分の性が酷く恨めしい。大切にされる以上に愛されたいと願うのはただの欲張りか、それともないものねだりか。惚れたもん負けやなぁ。小さく呟いた言葉は彼迄は届かない。


They forgot how to cry, together. ((ロマ)西←仏) / 2009.07.10.(Fri)

泣き方を忘れた大きな子供が雨の匂いを連れてやって来た。誰かに想いを馳せる時に明後日の方向を見る癖はいつまでたっても治らないらしい。にぶちん。だれが。おまえが。へーそうなん。繋がらない会話は何の意味も持ちやしない。自らの届かない想いに想いを馳せて、ひとつ溜め息と共にワインを煽った。

親分はロマ関係で気持ちがぐるぐるして何やこれ?ってなったら取り敢えず仏のところに行くと思う。そして仏兄は親分の気持ちの名前も自分の気持ちの名前も同じだと知ってるんだけど、何も言わずに親分の側にいてあげるんだろうなぁ、優しいから。という妄想(長い!)


古傷に接吻 (ロマ西注意) / 2009.07.04.(Sat)

褐色の肌に混ざる、僅かに色素の薄い部分を舐めあげた。震える背中は、記憶のそれよりも随分小さく感じられる。正確には何時ついたのか知らない細かな傷を見る度、どれだけ自分がこの背に護られて来たのかを思い知らされるようだった。そして自分は知らない時間の彼が確かに存在したのだという事も。