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130209 FG!!(青黄♀+捏造子供)

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「きーいーちゃーん、お願いだからご機嫌直してほしいっスー」

「何やってんだオマエ」

 トイレの扉に向かって猫なで声で話しかけてる黄瀬を見つけて、青峰は首を傾げた。青峰の姿は正月らしく、紺色の袴を着ている。

「あ、大輝くん……きいちゃんが振袖やだってトイレに立てこもっちゃったんスよー。パパやお兄ちゃんと同じがいいって」

「袴が? 悠輝の昔のヤツとかねえの?」

「うーん……捨ててはないからかたっぱしから探したらどっかにはあると思うんスけど、引っ越しの時どこしまったか覚えてないんスよねえ」

「そりゃそうか」

 引っ越した時にはまさかもう一人子供が出来ることになるなんて思ってもいなかった。昔の子供服を戸棚の奥にしまったまま、分からなくなっているのは当然だ。しかも悠輝と希彩では性別が違うから特にお下がりにするということもなかった。

「きーさー?」

「……パパ?」

 青峰が扉に向かって声をかけると、今までだんまりを決め込んでいたきさが反応を示した。縋るような瞳で黄瀬が青峰を見つめる。

「そこ閉じこもってっと一緒に初詣行けねえぞー?」

「でも、ふくやだあ。パパとおんなじのがいいんだもん」

「来年はおんなじにしてやるから、今日はママとおんなじヤツで我慢しような?」

「やーだー!」

「希彩、この前サンタさんとまた一年いい子にするって約束したろ? 我侭言うともう次はサンタさんこねえぞー?」

「それもやだ……」

「んじゃ、出てきて着替えなきゃだな」

 しばらく無音が続いた後、がちゃりと鍵がまわる音がした。ゆっくり開かれた扉の隙間から金色の瞳がのぞく。

「ん、いい子だ。ママに何か言うことあるよな?」

「……ごめんなさいぃ」

「っ、いいんスよー! 先にきいちゃんの希望きかなくて、ママもごめんなさいっス」

 小さな声で謝った希彩を、黄瀬がおもいきり抱きしめた。希彩よりも黄瀬の方が涙目になっている。

「おら、早く着替えてこい。他の奴ら待ってんぞ」

「はいっス! きいちゃん行こ?」

「はぁい」

 ぱたぱたと小走りで廊下を駆けていく大小の金色頭を見て、青峰は溜息を吐いた。全く今年も手がかかる奴らだ。決して嫌ではないのだけれど。

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